心地よさをいつまでも維持するには、年を経ることに変わっていく生活スタイルに柔軟に対応できることがとても大切になります。新築のときには小さかった子供も、成人し、いつかは巣立っていきます。目の前の「子育て時代」だけを考えて家を建ててしまうと、ムダの多い間取りになりがちです。(子供部屋の多くは将来納戸になってしまうようです)逆に老後を意識しすぎてバリアフリーを優先してしまっても、妙に間の抜けた空間が生まれてしまいがちです。つまり、その時々に合わせて室内自由に変更できる家であることが、一番ムダがなく、暮らしやすい家といえるのではないでしょうか?わたしたちは、そんな家づくりを目指し、システム住宅「efドミノ」に取り組んでいます。
efドミノとは?
efドミノ住宅は、木造ドミノ住宅をベースに、福安工務店ならではのきめ細やかな設計を施した木の家です。設計士の久村は、多忙な主婦という実体験を活かし、家事動線や家族がひとつになることのできる空間づくりを得意としており、女性ならではの心配りに溢れた住まいを作り出します。
3世代が暮らせる家づくり。
木造ドミノ住宅を開発した建築家の半田雅俊さんは、「この家は1世代限りの消耗品ではなく、2世代3世代と引き続き長く使ってほしい」と語っています。末永く使うために、大地震に対する耐震性能や地球温暖化に対する高性能な省エネ性能を先取りしています。外周壁と大黒柱で支えられたこの家は、住宅性能表示の構造安定性・温熱環境とも最高クラスの性能を有しています。
スケルトン&インフィルという家づくり
efドミノでは、外周部で構造上必要な「壁」を確保とすることで、内部空間から構造必要な耐力壁をなくし、間取りが自由自在に変更できる住まいを実現しました。家族構成はもちろん住まいの設備は時代と共に大きく変化します。この家はその変化に応じて、間仕切りの位置はもちろん、キッチンやお風呂の位置まで変えてしまうことも可能です。スケルトン(構造)とインフィル(内部)を分けて考えられる家づくり、それがefドミノです。
グッドデザイン賞受賞の家
構法、プランニング、省エネ技術が総合的にシステム化された住宅という点が評価され、木造ドミノ住宅は、2007年度グッドデザイン賞受賞しました。