木をふんだんに使った家に住みたい。…そう願っていたKさんが選んだのは、ハウスメーカーでも、大手工務店でもなく、等身大のおつきあいのできる町の小さな工務店でした。
ハウスメーカーから地域工務店へ。
最初から木をふんだんに使った家を建てたいと思い、住宅展示場を見て回っていたが、大学の友人が「地元の工務店」を家づくり依頼先にあげていることを知ったKさんは、インターネットで地元の工務店をいくつか当たり、OMソーラーを手がける福安工務店の存在を知ったといいます。
「家を建てようと決心した当初は、天井や床がパイン材、窓が大きい北欧系のハウスメーカーに惹かれていた時期もありましたが、宿泊体験をするうちに、なんとなく息苦く、窓を閉め切って暮らすスタイルに違和感を感じたんです。」と奥様は当時を振り返ります。5年間という検討期間のなかで、「気密よりも風通し」という気持ちが強くなったKさんが、ますます自然力を活かした家づくりであるOMソーラーに対する興味を深めていきました。
最終的に数社に工務店を絞ったKさんは、各社に基本プランの提示をお願いすることにしたのですが、そのなかで選ばれたのが福安工務店でした。「はっきり言って、ダントツに良いプランでした。福安工務店は自分たちの要望や生活スタイルを理解し、それにあわせた設計を提示してくれたのです。」とKさんはいいます。
「実は、いわゆるデザインの要望はほとんど無く、あいまいなイメージしか伝えてなかったんです。しかし、希望する生活スタイルや、小さいけど家族と過ごすリビングを広くしたいという譲れない部分を持っていました。そんな中、福安工務店から提示された図面は、Kさんが抱いていた家のイメージに見事に合致していたようです。
設計士が直に対応することの意味
「自分たちのニーズを直接設計者に聞いてもらったのも大きかったと思います。他社は自分たちの都合で『これは出来ません』の一点張りしたが、福安工務店は、『ここをこうしたら可能です』といって、わたしたちの思いを実現してくれました。」とKさん。棟数を追う宿命にあるハウスメーカーやボックスビルダーと違い、本当にいい家をつくりたいという思いのある工務店と出会えたことが、Kさんの家づくりが成功した大きな要因のようです。
また入居して間もないKさんですが、OMソーラーの印象を「すごくあたたかい。4月で外はまだ寒いのに子供は室内で半袖。あたたかさに感動しています。外気と室温の差が大きくて、本当に寒いのか、わざわざ窓を開けて寒さを確認することも。」と笑います。表示パネルを確認するのが日課。帰ってきたらまず室温を確認するとか。来年の冬が今から楽しみとKさん。
「OMソーラーを入れたことで、天気の変化を気にする様になった。今までは晴れか雨かだけだったのが、少しの変化にも敏感になった。」とKさんはいいます。自然に寄り添い、四季の移ろいを感じて暮らすことは、子供たちの情操教育にもいい影響を及ぼしそうです。
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