大手ハウスメーカーの家を定年を機会に建て替えをされたiさん。コツコツ集めてきた古建具やアンティークな家具で演出された、世界にひとつしかない住まいに仕上がりました。
古材コレクションを活かした家づくり
「これまでコレクションしてきた古材を使って、終の棲家を建てることができたら…」そんな思いをかなえてくれる工務店を探していたiさんは、その思いとは裏腹に、現代の家づくりに、100年近く前の材料がうまくマッチするのか、不安を持っていました。実際、いくつかのハウスメーカーや工務店に相談しても、「これはちょっと…」と断られること度々。半分あきらめかけたところで出会ったのが、福安工務店でした。
設計の久村さんが古材にも造詣が深く、すぐにiさんと意気投合。古材を保管してあった長野の納屋にも足を運び、10回以上打ち合わせを重ねることで、最新の家づくりである木造ドミノと時を刻み込んできた古材とが見事に融合した住まいが完成したのでした。
図らずも震災でわかったefドミノのたしかな家づくり
「実物を見に来てもらい実測したり、写真を撮ってもらったことで、しっかりイメージが共有できたことが大きかったと思います」とiさん。全てを古民家調で仕上げるのでなく、玄関だけはそういう空間にしつつもリビングや各居室はアクセントとして建具や家具を使うことで、iさんの家は、嫌みがなく、飽きの来ない空間となっていました。
「このあたりは元々が田んぼで決して地盤がいいところではなかったんです。建て替えにあたり地盤調査をしたら要改良という結果が出て残念だったのですが、地盤改良のおかげか、先日の震災でまわりと比べて揺れが少なく、家の中のものもほとんど倒れませんでした。」とiさん。efドミノの高い耐震性能もそれに寄与したことは間違いありません。
うれしいのは、光熱費が掛からなくなったこと
耐震性はもちろん、断熱性能やOMソーラーの効果にもiさんは太鼓判を押します。「これまで灯油を年30缶使っていたのが、年にたった3缶になりました。冬でも裸足で生活できるのには驚きました。」見た目の満足だけでなく、安心と心地よさも手に入れたiさんの笑顔が印象的な取材となりました。
古材コレクションスナップ
完成までの様子を綴ったブログ「ビンテージ・ハウス」はこちら